スポーツにおける人工芝は、近年ロングパイル人工芝の普及により、需要が大きく拡大しました。
テニスコート等を中心に広く採用されてきた砂入人工芝なども、依然安定した人気を誇っています。
ですがこれらの人工芝は、スポーツという健康的な側面にありながら、そのコストパフォーマンスや有能性に反して、実は少しずつ環境悪化に加担して来たのです。
それは人工芝の主原料が石油であり、広大なスポーツ施設を造る為に、惜しみなくその有限資源が使われているからです。
これまでにも、再生資源を使った人工芝や、廃材の再利用工法など、少しでもエコ活動に寄与しようと努力されてきましたが、決して高い効果が得られたとは言いがたいものでした。
そんな今、バイオターフはスポーツ施設建設における環境問題対策に、一石を投じる画期的な人工芝なのです。
1.従来の石油資源の代わりに植物原料(サトウキビ)を主素材にした「バイオポリエチレン」を使用。有限資源の消費削減の効果。
(バイオポリエチレンとは、サトウキビの搾りかすを発酵させてつくられるエタノールを主原料とした植物由来のポリエチレンです。)
2.光合成によってCO2を吸収する植物を原料として利用。温室効果ガスの排出削減の効果。
(バイオターフはカーボンニュートラルによってCO2の排出量を削減します。)
CO2の排出量と吸収量比較
- 植物由来ポリエチレンを使用した場合のCO2排出(上図)
(差し引き4.75−3.4)=1.35(Kg−COep./Kg−PE) - 石油由来ポリエチレンを使用した場合のCO2排出
4.55(Kg−COep./Kg−PE)
比較すると約70%の削減効果※
※ライフサイクル評価(LCA)結果概要/東京大学 平尾雅彦教授論文を参照)
CO2の削減効果
- テニスコート1面(700m2)の削減量は0.94トン
杉の木67本が一年間に吸収するCO2量に相当
- サッカー場1面(8,000m2)の削減量は19.3トン
杉の木1384本が一年間に吸収するCO2量に相当
- 地球環境に配慮した製品でありながら、従来の製品と同等以上の耐摩耗性、耐候性を備えています。
- 日本バイオプラスチック協会認定商品です。
- 公益財団法人日本環境協会認定のエコマーク商品です。
- ITF(国際テニス連盟)の規定するサーフェイス分類試験で、カテゴリー2:MEDIUM-SLOWの認定を受けています。
- 安心の国内一貫生産です。